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済州特別自治島

1. 背景

2006年7月1日、済州道は、韓国初の特別自治道になって、国防と外交を除く全ての面で自治権を有することになった。自治道としての融通性は、済州が投資家と観光客に、より親しまれる国際自由都市に生まれ変わるという目標を達成する上で、大いに役立っている。

2002年、韓国国会では、済州を国際自由都市に指定して自治権を行使できるようにする一連の法案が成立し始めた。また政府は、済州の中核事業分野である観光、保健・医療サービス、先端科学、第1次産業などの発展を主導する済州国際自由都市開発センター(Jeju Free International City Development Center, or JDC)を設立した。

韓国政府は、色々の理由から、特別な役割を果たしていく地域として済州を注目した。済州は、アジアの中心に位置しており、500万人以上の人口を抱えている17都市を、2時間の飛行で往来できる。済州はまた、「韓流」のお陰で、すでに人気観光地となっている。さらに、済州は、内陸とは離れているため、特に移民と関連した政策変化が韓国の他の地域に与える影響が少なくなる。

済州開発の一環として、済州は、投資家と観光客を誘致する目的でつくられた6大中核事業と5大戦略事業に重点をおいている。この中で7事業が観光誘致と関連しており、残り4事業がビジネスと先端産業に集中している。済州の自治権が、これら事業の推進を促進し、これはまた、済州がより多くの観光客と投資家を誘致する上で役に立つものと予想される。11事業の内容は、下記の通りである。

6大中核事業 5大戦略事業
- 先端科学技術団地
- リゾート型住居団地
- 神話歴史公園
- 済州ヘルスケアータウン
- 西帰浦観光美港
- 外国教育機関の済州キャンパスタウン
- ショッピング・アウトレット
- 済州空港自由貿易地域
- 中文観光団地の拡充
- 生態公園
- 第2先端科学団地

 

2. 新しい自由、新しいチャンス

世界レベルの保健医療
済州の新しい保健事業に関する法律は、済州が世界一の医療サービスを提供し、発展しているアジア医療観光産業からメリットを得ることを促進する内容となっている。この産業がより発展できるように、政府は、医療施設に対する外国の投資を許している。外国の病院は、済州に子会社を設立し、外国人医師を雇用することができる。また、修正計画によって、外国人患者と家族が医療ビザーを受ける目的であれば、最長4年まで滞在できるようになる。JDCが進める事業の一つが「ヘルスケアータウンの開発」だが、これは最先端医療団地、健康検診センター、漢方医療センター、スパー及びリゾート型宿泊施設づくりを含める。

国際感覚の教育
新しいシステムによって、外国の大学が済州道にキャンパスを設立できるようになる。これは、済州道の学生に教育の機会を増やすだけでなく、優秀な学生を道内に誘致する効果ももたらすだろう。小学校は、国が指定したカリキュラムに従わなくてもよく、韓国の教師資格を必要とするのも、教師の半分程度にしかならない。このような特別な法規によって、各学校はより多くの外国人教師を雇用し、済州に居住する外国人の子供は母国語を学習することが可能になる。政府はまた、2013年完工予定の済州英語タウンの設立にも取り組んでいる。

道民を支える独立警察
済州道民の日常に直接影響を与える、もう一つの変化は、道内の新しい独立警察である。国家警察力に統制されないので、済州の警察は、外国人と観光客の声にもっと耳を傾けることができるようになる。

より大きいビジネス・インセンティブ
投資家が特に関心を表している分野の一つが、法人税と土地使用に対する済州の自治統制権である。済州は、観光関連ビジネスに1千万米ドル以上を投資するすべての企業に、5年間の税金減免措置を取っている。他の韓国企業の場合、投資がこの2倍にならない限り、このような優遇措置の恩恵を受けることはできない。
済州道当局は、土地使用に関する基準を独立的に制定することができるので、有名企業を誘致する基盤施設や設備の建築も容易になるだろう。しかし、済州道の最優先順位は、いつも自然環境の維持にある。

無ビザー
500万以上の人口を抱えている17都市から、飛行機で2時間の距離に位置しているアジアの中心、済州は、このような地理的メリットから、域内の多くの人々にとってビジネスの目的地となっている。ビジネス旅行者の利便性を考慮して、済州は、広範囲の無ビザープログラムを制定した。約180ヶ国の国民が、無ビザーで30日から90日まで済州に滞在できる。ここには、過去15日間の滞在期間に限られていた中国人旅行者も含まれる。

問合せ
済州に関するビジネス情報の収集を容易にするために、済州道政府は、投資家のためのワンストップ行政サービスを運営している。これは、済州でビジネスをする時に必要な施設、手続き、法規、位置についての情報を提供する。

ミート・ステイ・アンド・プレイ(Meet, Stay and Play)
済州は、2004年3月の国連環境計画(United Nations Environment Program)と、同年5月のアジア開発銀行第37回年次総会などを含めて、多数の国際行事を開催してきている。済州は、国際会議や会談を開く十分な施設を有しており、この施設の面積は、持続的に増えている。
済州国際コンベンションセンター(International Convention Center Jeju)は、4,300人を受容でき、済州にある63のホテル、49の賃貸リゾート、37のコンドミニアムなどは、多くの民間宿泊施設と共に、済州を訪れた訪問客に最上の宿泊サービスを提供している。リゾート型住居団地は、現在、工事が進められている。
会議が終わると、訪問客は、済州の有名なゴルフ場に足を運んだり、免税店でショッピングをしたり、カジノでゲームを楽しむことができる。また、近い未来には、熱い注目を浴びている神話歴史公園とショッピング・アウトレットを訪れることもできる。

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